築16年経過したデザイナーズ平屋住宅を購入されたタイミングで、弊社にリノベーションの御依頼を頂きました。
元々は1SLDKの間取りでしたが収納室だったスペースを拡張し、洋室へと可変した2SLDKの住宅へと生まれ変わりました。
こちらの住宅は外装及び内装にも多くの無垢材が採用されており、屋根勾配の化粧梁仕上げとした開放的なお家でしたが、外装無垢材は長年風雨に曝され朽ちているところや、紫外線による経年劣化傷などが生じており全面張替施工としました。
また、現在推進されている断熱・遮熱性能に関しても不足している部分がある為、床・壁及び天井に断熱性能向上工事を施工しました。
施工前は収納スペースが多く設けられ、ロフトや収納室・トイレ天井裏などにも収納スペースが採用されていましたが、御打合せを重ねていく中で御施主様が女性であり、高いところにある収納は使いづらいとのご意見を頂きました。そこで使い勝手の良い収納は残しながら、よりスッキリと使いやすい新たな収納スペースを設計提案しました。
開放感のあるリビング天井の良さはそのままに、掃除のしにくかった壁と梁設置面の段差及び凹凸を解消施工し、自然な木の色合いと清潔感のあるホワイトクロスとを組み合わせ、明るく温かみのあるリビングへと仕上がりました。
クールな印象のある漆黒の無垢フローリングは、柔らかな色調のチェスナット色に変更したことで部屋と部屋につながりが生まれ、以前よりも広々とした落ち着きのあるリビングへとなりました。
開閉式の食器棚や、洗面脱衣室・トイレには空間を華やかにする花や植物をあしらったボタニカルなクロスを採用され、センスの際立つアクセントになり遊び心もプラスされました。
設備に関してはシステムバス・洗面化粧台・トイレを新しく取替、太陽光発電が屋根に設置されており、自家発電型に対応した設備機器を採用し断熱性能を向上したことで大幅な電気代の削減へつながり、家計に優しい暮らしも同時に実現することとなりました。