田畑や野に囲まれた閑静な立地に建つ旧家を建替えるにあたり、日常の習慣をあまり変えずに高齢化に備えた諸条件を充たし、介護や家事労力の省力化を視野に入れた設計が求められました。
愛着のある旧家の間取りや雰囲気を少し残しながら、なじんだ家具類は専用室を提案し、床の間と仏間を完備した現代和室を洋間と隣接した組み合わせで設計し、高齢化に備えたゆとりある間取りを採用して頂きました。
施主様こだわりの可愛いく清楚なオーダーメイドのステンドグラスを、天井を高く設計した玄関ホールに配置し、まるでウエディングチャペルのような雰囲気へ仕上がりました。
壁に埋め込んだステンドグラスにはLED照明を配置し、幻想的な空間を演出してくれます。
屋根勾配を活用した吹抜けリビングには『光と風』を導くハイサイドサッシを配置し、杉無垢化粧梁を採用することで周辺環境にも調和した明るさと開放感を演出しました。
外観は経年劣化対策として屋根瓦に陶器瓦を採用し、シルクホワイト色とミルフィール柄の外壁を配色することで、内観と繋がりのある美々しい仕上がりへとなりました。