将来の高齢化に備え、その対策を講じ車椅子生活もありうると、心から『安心・安全』な高齢化対応平屋住宅を提案しました。
閉鎖的でも機能性を有する廊下は配置せず、建具の全てに片引戸を採用し、各スペースを間仕切りだけ隣接するように設計しました。
ＬＤＫ天井の一部には杉の化粧梁を採用し、傾斜天井で吹抜けのような空間を作り、これらをハイサイド照明と対する折戸サッシの配置を工夫することで、趣向的な明るさと開放感を実現しました。
寝室にはプライバシーと採光を確保する為、横長の窓を２箇所配列するよう設置することで、結果引き戸との風通しを良くし通風にも効果を得ました。
トイレ・洗面脱衣室・浴室を寝室と隣接し、将来の不安を『心のバリアフリー』として配置設計しました。
外観には建物背面に広がる緑の借景との調和を目指し、アンティークウッド木目調とそれらを惹きたてるシルクホワイトの２色外壁を配置し、玄関引戸とも協和する仕上がりへとなりました。