私たちが「木の空間。」にこだわる理由

木は私たち人間と同様に生きています。同じ命を持つ木で家を創る。そして木と暮らす。これ以上の暖かい住まいがあるでしょうか?コンクリートなどの近代建築が発達した今、化学合成成分などにより昔の家づくりには無かったようなアトピー性皮膚炎やシックハウス症候群など、様々な病気やその症状が現れてきています。しかし私たちがこだわり、お客さまにご提案する「木の空間。」なら、そのような心配はございません。

木は古代より日本の多くの建築に活用されてきました

私たちのご提案する「木の空間。」では、柱・梁・筋交いなどには木の「軸」を組み立て、建物を支える在来木軸組立法を採用。世界最古・・・そして最大の木造建築物である法隆寺や東大寺にも採用されているこの工法がさらに、お客さまの住まいの安全を支えます。このように、”木のぬくもりと共に安心して安全に暮らせる住まいづくり”実現のために私たちは「木の空間。」にこだわっているのです。
木は常に呼吸をしています。製材された木は、酸素や二酸化炭素の放出はありませんが、湿度が高いときは空気中の水分を吸湿し、乾燥しているときは木材内部の水分を適度に放出します。この調湿機能は、結露が原因となる住宅木材や部材の腐食、カビ・ダニの発生を抑制します。弊社では、押入材料に桐板を採用し布団や衣類を湿気から守ります。
木は多少傷がついても、水分を含ませたり、表面を削れば元どおりになります。また湿気のある場所や水に強い無垢のフローリングは、合板フローリングに比べ耐用年数が長くなります。
木は眼には見えない、細かい無数の気泡があります。そのひとつひとつが、熱を伝えにくい適度な空気を含んでいます。これらの気泡は自然なままの木に多く含まれています。それと比べて鉄骨・コンクリートなどは空気をほとんど含まないため熱を伝えやすく、冷たさを感じやすいといえます。
木は水湿に耐え、抗菌・殺菌および脱臭効果があります。ヒバや檜には、すぐれた殺菌力を持つヒノキチオールという成分が含まれ、カビ・ダニ・白蟻などの発生・繁殖を抑止します。
木は熱の伝導率が非常に小さく、手足で触ると温かさが感じられます。杉や檜などの柔らかい木材ほど、より温かさを感じられます。木材の失熱は他の素材と比較してもかなり小さく,断熱材に匹敵するほどです。また心地よく感じ られる理由のひとつに、木が反射光をやわらかな光にコントロールし、光を50~60%程度に弱め、人間の目に優しく感じられるからです。
木は木の種類によって、木目の模様や香りが異なります。木目の美しさは・・目をやさしく包み込み、自然の木の香りが、気分を癒してくれます。
木材は、紫外線をよく吸収するため、木材から反射する光にはほとんど紫外線はふくまれてません。目に与える刺激も小さいことから木は目にやさしい材料なのです。森林浴での癒し効果はよく知られていますが,その癒しの正体が「木の香り(フィトンチッド)」によるものです。 その特有成分が爽快感を与え精神を落ち着かせたり、血液循環の促進による疲労回復など、鎮静作用があり、その香りは気分をやわらげる作用もあります。実際に人が、木の香る『木の空間。』で過ごすことで血圧が下がり、脈拍も落ち着くという結果も出ています。

木を知り尽くし、適材適所の眼を

世界中を見渡しても木の家に対する想いが日本人ほど深い国民はいないでしょう。
日本の森林面積はおよそ2500万ha。その内訳は人工林で約1000万ha、原生林で1500万ha。国土の約67%を森林で占めています。
世界的に見ても国土に対しての森林率は平均31%程度。この私たちの住む日本は世界有数の森林大国なのです。
そんな環境で育った私たちだから・・木の温もり、木の香り、木の表情に心が癒やされるのでしょう。
『木の空間。』こそが私たち日本人に心からの安らぎや、心地よさを与えてくれるのだと私たちはそう感じています。